調査方法
/光波測量ひび割れ調査
光波測量ひび割れ調査(KUMONOS/クモノス)
光波測量ひび割れ調査システム(KUMONOS/クモノス)は、クラックスケールを内蔵したひび割れ調査専用の光波測量器により、離れた場所から非接触でひび割れの位置、幅、長さを計測、記録し、記録されたデータからコンピュータ上で正確な図面を生成します。
目視調査に比べ、幅・形状・位置が正確に記録出来るため、精度の高い結果が得られます。
また、継続的に調査を実施する事により、クラックの成長を把握する事が出来、長期的な劣化進行の予測・対応が可能になります。
光波測量器について
光波測量器[SET-KKS]はクラックスケールを内蔵した測量器で、離れた場所からひび割れの正確な位置、幅、長さを計測します。
50m先の0.2mmのひび割れ、80m先の約0.31mmのひび割れを測定可能です。
また、構造物のポイントを計測・記録する事によって、建物の正確なCAD図面を作成する事も可能です。
光波測量ひび割れ調査結果例 |
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NETIS[準推奨技術]登録
国土交通省は、新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)を整備しました。NETISは、国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されるデータベースシステムです。
光波測量ひび割れ調査システム(KUMONOS/クモノス)は、NETIS登録技術約4000件のうち、32件にのみ与えられている準推奨技術に[ひび割れ計測システム]として登録されています。
光波測量器[SET-KKS]仕様
SET-KKS仕様 | |
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望遠鏡 | |
全周回転、測距測角同軸光学系 |
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対物有効径:45mm 倍率:40x、分解率:2.5”、視野:1° |
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最短合焦距離 :1.3m、十字線照明装置 | |
測角部 | |
測定方式 | アブソリュウート・ロータリエンコーダ方式、 対向検出 |
最小表示 | 水平角・鉛直角共 5″ |
精度°1 | 5″ |
傾斜角自動補正機構 | 液体式(2軸) |
微動装置 | 同軸固定微動つまみ、精/粗2スピード微動 |
測距部 | |
測定方式 | 同軸型変調式位相差測定方式 |
光源 | 赤色レーザーダイオード 690mm クラス3R(JIS C 6802 : 2005) |
測定可能範囲 | 反射シートRS50N−K:1.3〜300m ピンポールプリズムOR1PA:1.3〜500m 標準反射プリズムPO1AR×1:1.3〜4000m ノンプリズム(白色面)゜4:0.3〜350m |
精度 (Dは測定距離、単位はmm) |
プリズム使用時 精密測定 : ±(2+2ppm×D)mm |
反射シート使用時 精密測定 : ±(3+2ppm×D)mm |
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データ記録 | |
データ記憶装置容量 | 約9,900点 |