調査方法/打診調査
打診調査
専門の技術者が打診棒を壁面に当て、先端を転がす事による反響音・感触により浮き等の異常を判定します。
高所に関しては、必要に応じ、ロープアクセス・ロープブランコ、ゴンドラ等を使用した調査を行います。
光波測量器による打診調査結果記録
ロープアクセス・ロープブランコによる打診調査の際、通常は打診調査スタッフによって野帳に記録される調査結果を、光波測量器により座標として記録します。
打診調査スタッフによる野帳への記録はおおよその位置・数量となりますが、光波測量器を用いる事により正確な位置・数量の記録が可能となります。
タイル割付を行い、タイル1枚単位の正確な調査結果が必要な場合等にご利用下さい。
また、光波測量ひび割れ調査(KUMONOS/クモノス)を併用する事により、浮き、ひび割れ双方の正確な調査が可能となります。
※通常のロープアクセス・ロープブランコ打診調査の際は打診調査スタッフによる野帳記録となります。光波測量器による記録が必要な場合は別途ご相談下さい。
光波測量器による打診調査結果記録例 |
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打診調査のメリット・デメリット
打診調査のメリット・デメリット | |
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メリット |
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デメリット |
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IRATA(産業用ロープアクセス協会)とは
IRATA(産業用ロープアクセス協会)は1980年代後半にヨーロッパを中心に石油掘削用プラットフォームの点検・保守といった特殊な需要に対応するため、油田開発に関わる会社が集まり創設された協会です。
従来、外壁調査に用いるロープ高所作業の技術・道具は、最低限の安全確保が前提となっており、事故があってはならない産業用としては不十分な場合が多く見られました。
そこで、日本でも近年になってIRATAトレーニングが開始され、現在までに300人以上のIRATAテクニシャンが生まれました。近年ではIRATA最高位レベルのレベル3へと到達する技術者も出てきており、今後の国内での普及・発展が期待されています。
弊社では、IRATAレベル3のスタッフを中心に、ロープアクセスによる打診調査を安全かつ効果的に行うことを目指しています。